映画『39窃盗団』

あらすじ

 

刑法39条があるから大丈夫!!兄と弟が紡ぎだす緊張感ゼロのドロボームービー

 

兄キヨタカ(押田清剛)、ダウン症。弟ヒロシ(押田大)、発達障害。


刑務所を出たり入ったりのヒロシは、オレオレ詐欺のリーダー・ケンジ(斎藤歩)にいいように使われ、身に覚えのない借金も背負わされていた。
祖母が死んで住む家も生活費も失ったヒロシとキヨタカは、ヒロシの幼馴染である和代(山田キヌヲ)のアパートに転がり込む。
キヨタカを連れて仕事探しを始めるヒロシだが、なかなか仕事は見つからない。キヨタカには特別な能力があるはずだと信じる和代は、キヨタカに絵を描かせてみるが、どう見てもへたくそだ。


そんなある日、ケンジに「お前の兄貴は、刑法39条があるから、刑務所に入らなくていいんだぞ」と、そそのかされるヒロシ。兄弟と和代の三人は、ケンジにだまされているとも知らずに、のんきにドロボーの旅に出る。


「兄い、家の中に誰かがいたら、すぐに戻って来てよ。財布わかる?サイフ」と教えるヒロシに、うなずくキヨタカ。しかしキヨタカが盗んでくるのはカエルのオモチャや土佐犬の置物などトンチンカンなものばかり。しかし、めげずに空き巣を繰り返す三人。ついにサイフを持って戻ってくるキヨタカだが、中身は福引券だけ。見張り役のヒロシと和代はガックリと肩を落とすばかり・・・。痴呆老人の金山(品川徹)も加わった緊張感ゼロな「サンキュー窃盗団」。本当に、彼らはつかまることは無い!・・・のかな?


【刑法39条】
1 心神喪失者の行為は、罰しない。    2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。


予告編はこちら

               
©2010-2013 copyright 39thankyou-kinema. all rights reserved.